名探偵コナン~紺青の拳(フィスト)~
金曜ロードショーというのは、僕らの世代にはとてつもなく影響力が強い気がします。
金曜ロードショー テーマ曲 Cinema Nostargia ORIGINAL COVER
ジブリ作品は金曜ロードショーでやっていたので、CMのタイミングすら熟知しています。ラピュタもナウシカも豚も、どのタイミングまでトイレに立つ時間を待つか…なんて、もう決まっているのです。
そのくらい繰り返し金曜ロードショーで学んできたのです。
そんな金曜日の同じ時間、コナンがやってました。
もちろん見ました。
実はちゃんと劇場に観に行っております。
義務のように、コナンは劇場で楽しんでおります。
コナンの劇場版というのはですね、豪華ゲストが声優参加しているというのがウリの一つですが…ちがう。着目点はもはやそこではない。
コナンの見どころは何といっても、人間ではないというところ。
そして、コナンというタイトルなのに、コナン活躍してないところ。
特に『紺青の拳』はひどいよ。
劇場版名探偵コナン 紺青の拳 (豪華盤) (BD+DVD2枚組) [Blu-ray]
怪盗キッドメイン回なので、コナンは「コナン」という名も名乗らせてもらえないのです。どんだけ邪険に扱われる主演作品なのか。
そして注目すべきはもう一人。
空手家です。無敗の、空手家(↑右の人)。
劇場版 名探偵コナン 紺青の拳(フィスト) 京極真 アクリルスタンド
この空手家はもはや無敵ですか?
敵のナイフも指で止めますよ?
サンセツコン相手に、素手で撃破しますよ?
弾丸すら、もはや目で見てかわしますよ?
愛する人を守るため、園子を背中に縛り付けて、銃撃戦に挑みますよ?
もう精神が崩壊しているとしか…。
ツッコミどころ満載の映画です。
確かに、毛利蘭にしてもね、もう狂気です。
あんなに身近に殺人と死体が散乱しているのに自分の境遇を疑わない。いや、彼女も最後の最後で黒幕のボスとか空手でぶちのめして警察に渡す…
つまりコナンの世界では空手最強なのか?
あの世界観では、空手家が無敵ということなのか!
劇場版コナン(次回作)、主役の活躍を期待してますよ。
※こんなに文句を言うわりに、僕は必ず観に行っております。延期なっていますが、映画業界が何事もなく復帰するのを願っております。
増岡 弘(マスオか ひろし)
訃報を受けて、久しぶりにサザエさんを観ました。
昭和の良き家庭を模範する礒野家の日常。
昭和から平成・令和にはいり、
タイムカプセル家族の象徴と呼んでもいいくらい現代からかけ離れているアニメです。
残念ながら、毎週視聴しているわけではありませんが、今回は増岡さんの件もあり録画して観ました。
声優さんの訃報があると、どうしても確認するために観てしまうというのが本音です。
マスオさん役だった声優さんの交代・訃報はとても残念でした。
増岡さんは有吉散歩のナレーターもやっていましたが、やっぱり名前に「マスオ」が入っている時点で生粋のサザエさんファミリーです。
アニメ好きの僕からすると大御所声優さんの訃報はショックがでかく、日常生活にも支障が出るほどです。増岡弘さんの訃報は、とてもショックでした。
お父さん・波平さん役の永井一郎さんが亡くなった時もかなりへこんだのですが、それくらいのショックです。
※永井さんの代表作だと思っているのがこれ。治五郎役は素晴らしかった。
声優という職業が花形でなかった時代から続くアニメ。
キャストの方はどのくらい大変な思いをされたのかはいろんなところで聞きますが、皆さんキャラへの愛情で役をこなしています。
特に愛されて長いサザエさんというアニメです。映画化もされない。単価が上がることはない。レギュラーのみで続けている出演。頭が下がります。
キャストのほとんどがご高齢なのは仕方のないことなのですが、昨今のウイルス騒動において危機管理していただきたい最大の場所ともいえます。
サザエさんキャストを救っていかなければ! 特にタラちゃんとイクラちゃん…。
しかし久しぶりに観てみると、実はいろいろと変わっているなと感じます。それなりに時代に乗っているんですね。びっくりしました。
東芝が提供を降りたから、シナリオに制限がなくなったのでしょうか?
ちょっと前に観たときには考えられない話が多いです。
カツオのいたずらがハイスペックになっているなと感じたり、サザエの行動にはもはやGPSが必要だと思ってみたり。
Amazonが提供に入っているなら、もうすぐwifi騒動が起こるのかとか「カツオ、通販に憧れる」の時代も近いのかと思ってみたりとか。
僕としては、「礒野家、家を担保に」の話を希望します。正直やつらは金持ちのはず…。
ああ、マスオさんが紳士だったなって話でした。
礒野家同居のフグ田マスオさん。お義父さんにもお義母さんにも信頼は厚く、カツオとワカメのよき義兄としても、パパとしても100点満点で描かれています。
エピソード的にも飲みに行ったから喧嘩したり隠し事も些細な事で、不倫とか社内でのいざこざとか、社会的にややこしい話はいっさいない健全な男です。
息子(タラオ)の面倒もよく見ますし、サザエさんのいとこであるノリスケさんとも仲良くしていて、その子(イクラ)も面倒を見ている。親戚づきあいもばっちり。非の打ちどころもないといったところです。
しかし設定上、実はサザエ24歳で年下妻。そしてノリスケさんの妻タイコさんも22歳前後ということなのでまたオイタする歳ではないのでしょう。…不倫の話をするならまずこの辺だと推測する…。
昭和を代表する日本の理想的ダンナさま。
紳士はちょっと早いかな…。
でも増岡さんの声は永遠の紳士です。あの年齢で、28歳の声を出し続ける…できませんよ、普通。ご冥福をお祈りいたします。
アニメホームズの崩壊 ~まだらの紐~
もうとっくに忘れている方も多いでしょうか…。
実はこのブログの根底テーマはシャーロック・ホームズだったりします。
僕もすっかり忘れて…いません!
ちゃんと覚えてますよ! 英国紳士の話ももちろんしなければと思っています。
しかし忘れていたことももちろんあります。
だいぶ前になりますが、シャーロック対決に結末が付きました。
ドラマのシャーロックがあった事実、皆さん覚えているんでしょうか?
ディーンにとっても黒歴史?
ま、こっちはいいんです。
今回はこちらの話。
同時に始まった『歌舞伎町シャーロック』ですが…この度(ようやく)最終回を迎えました。
別にもう書かなくてもいいかなーとも思いましたが、時折触れてはいたので、最終話だけでもちゃんと書くべきかなというこのコンプリート体質からくる脅迫観念。
書くことにします。
それにしても、2クールは長かった。それはもう、それはもう忘れていました。こればっかりは忘却の彼方でした。
ということで、たまりにたまった録画を一挙見しようとぽちっと再生するに至るわけですが…苦痛!
貯めてしまった自分も悪いのですが、それ以上にいいたいのはそのストーリー。
だいぶ内容が薄くなってきています。
アニメにしてもひどいです。
見続けるのは苦行かと思うほどでした。
が、砂を吐きながらやっと最終回までコンプリート。
最終回までの苦痛の原因は、見てる側を無視したストーリー展開というか…、カオス?
あと4話分くらい短くてもすっきり終わったのではないかというほどのいらないシーン?
などなど、枠があるから長引かせた感がね。だったら短いエピソードを交えて調整していく1クール目の構成の方がよっぽど見ごたえがありましたね。
何より主人公が精神崩壊ってなんだろう…? カミーユか!
ネタバレを書くのもどうかと思うので、詳しい内容は伏せますが、そこは原作に忠実になりかねなかったんだろうなと思います。御幣はあるかもしれませんが、シャーロックが好きすぎるあまりモリアーティがシャーロックすら巻き込んで暴走してしまいます。この辺は設定を裏切らなかったから嬉しかったな。しかしそういう意味では、初回から犯人が判っててつまらなくなるのだが…。
ちょいちょい原典をモチーフに活かしてまして、
最後はビルから飛び降りて、
その後行方不明となっていたり。
満たされない自分と同じ感覚をホームズが持っているとほのめかしてみたり、
正義じゃなくて悪側に来ると楽しいぞと促してみたり。
そのわりには伏線回収が雑だなと感じた…というか、謎解き回を一回にまとめるな。こっちを置いてけぼりにしないでってば。
そいでもってキーとなってた推理落語ですが…、最初っから最後までやっぱりいらんかった。
ねずっちくらいのレベルでよかった。
推理技術じゃなくて、謎かけやる程度の活躍でしかなく…もうちょっと上手にキャラの特技を生かせばればなあと残念に思うわけです。
探偵長屋の方に重きを置けばよかったのではと思うわけです。
原作読み直せ!
と叫びたくなるのです。
さて、叫んでないで原作読みなおそう。いろいろ薄れてる記憶を上書きしよう。
そう、時折行われる原点ホームズをかする程度にリスペクトしたいく作品。
それは薄れる記憶の上書きの機会だと僕は思っています。
とりあえず最終話にちょっとだけ話が出てた『まだらの紐』から記憶更新です。
そういえば、銀座に同じ名前のバーがあります(ありました、かも?)
一度伺った時の感想ですが、バーの雰囲気は良いです。
ただ、ホームズマニアはいませんでした(あたりまえ)
シュールくん ~ウゴウゴルーガ~
日曜の朝は早く起きます。
仕事もあるからというのが本当ですが、実際のところ必ず起きるようにしているのはある番組の視聴のためです。
日曜の朝に早く起きるのなんて、イベントが楽しみでしょうがない子供かゲートボールに行くお年寄りです。
実際、小学校のころにゲートボールチームに参加してたけど、むちゃくちゃ楽しかった記憶があります。
おじいちゃんもおばあちゃんも超かわいがってくれて、お菓子や飲み物を僕のためだけに持ってきてくれました。
あんなに優しい老人たちがやるには、かなりゆがんだルールで行われるゲームだと子供心に思ったゲートボール…
例)相手チームのボールをコースから出すことができるが、必要以上の強打でアウトにする
ではなくて、番組の話。僕が朝早く起きてまで観たい番組です。
『じゃじゃじゃじゃーん』
一言で番組コンセプトを説明しますと、
フジテレビでやっている、大人向けの子供教育番組です。
この一言ですべて受け取ってくれた方はきっと僕と同じ面白さを感じてくれているはず…。
そう、フジが作った大人向け子供番組といえば伝説の『ウゴウゴルーガ』です。
ウゴウゴルーガおきらくごくらく15年!不完全復刻DVD-BOX(完全予約限定生産)
あまりの人気に、どんどん時間帯が子供番組向けになってきたため、
どんどん大人様向け部分が排除されていったというなんとも当たり前なテレビ番組の仕組みに巻き込まれてしまいましたが、開始当初の斬新さは素晴らしかった。
そのウゴウゴの要素を引き継いだ(だろう)スタッフが番組を制作しています。
でなければ、あんな理不尽な番組は成立しません。
じゃじゃじゃという男の子と、じゃーんという女の子の二人が、謎の人工知能AIさんに連れられて、近くを散歩してくる設定です。
行った先では、いろんなお友達と出会い(お笑い芸人からお年寄りまで)、いろんなキャラクターと交流して、イオングループ(提供)の商品を「モノがく」で学び、帰ってきてぐっすり眠るという30分番組です。
AIさんは、いろんなことを知っているので、子供二人に優しく正しく物事を教え、大人の事情を伝え、二人を導いてくれます。子供二人にとても頼りになるナビゲーターがついているといったところでしょうか。
番組内で一人大人で、とても紳士です。若干、女の子のじゃーんちゃん推しぎみなので、中身は普通のおっさんです。
ちなみに、AIさんの中の人は俳優の安田顕さん。ご自身も女の子のお父さんなので、思い入れがあるのでしょう。
『ウゴウゴルーガ』もウゴウゴ君とルーガちゃんが、いろんなキャラクターに出会って大人の世界を学ぶというような内容だったのですが、AIさんの代わりに、大人のたしなみを教えてくれる紳士的な存在だったのが『シュールくん』です。
ウゴウゴ・ルーガDVD 地球にたぶん優しいエコシリーズ エコエコシュールの巻(シュールくん)
当時の僕にとって、とてつもなく紳士だったのですが、彼は英国紳士ではありません。
自称フランス出身天才画家という設定でしたので、言うなれば仏国紳士ですね(これだとなんか宗教関係者みたいに見えるな)。
「おはよう。私のかわいい子供たち」
と鼻に抜けるフランス語口調挨拶で登場します。
二人が素敵な紳士淑女になるための知識を教えてくれるキャラクターです。フランス語講座もやってくれます。…が、子供が言えても言えなくても別に良いくらい雑です。
【大人になってからだって、絶対に役に立たないとも言い切れない】的なことを二択問題にして教えてくれます。
ほとんど二択問題で、答えが「二番目ー」のものが多いです。
CG描写のキャラクターですがスラリとしていて、立居振舞もスマート。無駄にフランス語だけ堪能だったりするところも「紳士」感をUpさせていました。
早朝の番組なのに、下ネタが多かったというのもこの人の功績です。子供向け番組なのに「ピーーーーー」音が入るほどの下ネタもあり、スタッフから「やめろ!」というヤジも飛びました。
いろんな意味で大人でした。シュールという言葉を身をもって教えてくれた紳士。
未来ある子供たちに、清濁併せ持つ「大人」を教えるシュールくん。
そんな存在にも憧れる凡人なのです。
『じゃじゃじゃじゃーん』もお勧めしますよ。
ミニコーナー「なんでもカー・グランプリ」が終わってしまったことがとてもショックです。
フジテレビなので、FODで見逃し配信もしていますよ。朝早くなくても是非。
志村けん (Ken Shimura)
書かずにはいられないので、今回は追悼記事です。
全員集合派とか、ひょうきん派とか、カトケン派とか。
派閥もよく言われていますが。
つまりそれくらいの勢力だったということですよ。
人気とは、そういうものです。
お笑い好きの僕の、お笑いの原点になってる(はずの)チームです。
それがドリフターズ。…いや、もともとバンドなんで原点は違う気がするんですけども。
絶対誰もが知っているお笑い芸人。ちがうちがう、…むしろバンド時代を知っている人の方が少ないドリフターズ。
ザ・ドリフターズ結成50周年記念 ドリフ大爆笑 DVD-BOX
年代的に言っても、テレビで一番最初に笑わせてくれたのは間違いなくこの人たちだと思います。
大爆笑ではなく、僕が好きだったのは全員集合。
特に大好きだったのは、坂道を上るコント。
「行ってきまーす」と元気に家から出て、玄関からすぐのところにある急な坂道のセットを、駆け上がるだけのコント。上までたどり着けないので、たいていダッシュで登って転んで滑って、玄関前に戻ってきます。
いかりや母さんが、
「早く行きなさい、あんたたち! 遅刻するわよ」
と言うだけの、ただの障害物コントです。
全員集合はアイドル参加型だったから、当時のアイドルも無心で全力疾走していたなあ。まず間違いなく登り切れなかったんですよね、あの急坂に敗北するアイドル。ずるずる落ちてく…。
そんな中、子供の衣装を着た仲本・志村は持ち前の運動神経で坂道突破して元気に学校に行っていた。
たまに志村がクリアしたはずの仲本を突き落として、もう一回登らされるとか…
ゲラゲラ笑ったなー。ただ笑いました。
ひげダンスも真似して、ミカンをボールペンに刺してという遊びをしてました。それはもう、兄弟そろって怒られたなー。
誕生日に何が欲しい?と聞かれて
「金ダライ」
と無邪気に答えた幼い日の僕。
もちろん買ってもらえませんでした。
5センチ幅のゴムバンドを口で噛んで、兄貴と引っ張り合いをした(これについてはさせられた)僕。だいたいあの幅のゴムって、正規で何のために使うんだろう。罰ゲーム用にしか思いつかない…。
とてつもなく痛い思い出です。
どれもこれも全部、この方の影響です。
お笑い界の素敵なジェントル。
バケモンのような視聴率叩き出してた番組の一番人気(カトちゃん説もある)でしたので、間違いなく総人口で観てました。知らない人なんかいないってほど。
本当に、本当に懐かしい思い出です。
まだまだ現役で、番組だってレギュラーもスペシャルも途絶えなかった。
座長の舞台やってましたし、俳優業だってこなしていたのに…。
古希のお祝いをしたばかりという若さで、体力的にも問題なくて、持病だのって噂もなにひとつなかったのに、日本の宝がウイルスによって失われました。
彼に憧れていた人は沢山いて、
彼を目指した人も沢山いて、
結果的に彼にはなれなかった人たちばかりが沢山できました。
偉人って、そういうものですけどね。
寂しいというよりも、悔しい気持ちでいっぱいです。
手離しで楽しいあの頃に、戻れないものかと日々祈るばかり。
悔しいなぁ。
凡人も、こんなに世界中に愛される存在に憧れて。
年を重ねてなお、リスペクト出来る人に憧れて。
ずっと憧れて、追いかけていけるように努めるのみです。
凡人の生存確認2 ~お一人様の凡人~
おひとり様はできますか? 僕は平気な凡人です。
ランチや居酒屋なんかで、たまにお一人様に出会います。
僕はランチは一人のことが多いですが(もしくは昼休み中ゲームやっていますが)、居酒屋は一人で行くのは店の人に悪いなーと思うタイプの人間です。
一人の客単価なんてたかが知れているのに、日本の接客はチップなんかなくてもとても優秀です。
まさに「お・も・て・な・し」。時事ネタとして最高の入りです、自画自賛ですが。
一人で食事を楽しんでいる人の中に、常に心に音楽を、って方、いますよね?
常に両耳にイヤホンを、って方。これ、苦手です。
咀嚼音とかがダイレクトで頭の中で響いて、音楽なんて入ってこない。固いものや歯ごたえのいいものを食べたときはその音しか聞こえない…。
しかもね、店内に音楽流れているのに、あえて耳にイヤホンねじ込んで飯を食べる、って人は僕と耳の作りが違うんでしょうか?
二重に聞こえてくる音楽で不協和音になったりしませんか?
そんな音も咀嚼音も凌駕するくらいの大音量で聞いているのでしょうか?
うるさーいってならないの?
永遠の謎です。
そんな僕ですが、先日どうしようもなくて耳にイヤホンをしてのランチをとる羽目になりました。
理由は、隣に座ったサラリーマン三人組。
サラリーマンってなぜあんなに声がでかいんだ?
うるさーいってならないの?
永遠の謎です。
といっても、その三人組は、上座に座った一人だけがずっと喋り続け、それに他の二人が交互に相槌を打つような形だったので、実害があったのはたった一人です。
気になった理由は、うるさいこともそうなんですが、その内容。
こちら側が勝手に耳に入ってくることに抵抗があるような、仕事の詳細。
要は自分の仕事における功績を、部下だか自分より下の外部の人間だかに自慢げに説明しているということなんですよね。
下っ端からすれば、上司が気持ちよさそうに語っている話を止めるのも失礼。
聞くしかない。
止める奴いないから、気持ちよく話し続ける延々と。
それはもう、注文した定食が到着しても止めません。どうやって食事してたのかも…
永遠の謎が増えました。
さて、横のテーブルにいた僕ですがあまりにも耳に入れたくない話が続くので、
作戦その①
イヤホンを出して耳に突っ込む
…効果なし!
あわよくば耳栓代わりになるかと思ったのですが、この方法は無理でした。
作戦その②
しかたなくラジオを流す
…効果なし・リターンズ! 声のボリュームどうなってんのよ。
耳の中に入ってくるパーソナリティーの声すら潰す声量。オペラ歌手かよ。
作戦その③
泣く泣く音楽を流す
…逆に耳障りな爆音に、食事どころじゃなくなる!
ごはん、落ち着いて食べたいんですけど…。
作戦その④
即座に席を立って、お会計をすます
…半分以上残して離脱する。
堪えられなかったのは自分の力量のなさ。負けを認めて、店を出てきました。
腑に落ちないけど、心を落ち着けるために食後のコーヒーを飲もうとそのままスタバへ行きます。
ネスレ スターバックス スプリング チア― ギフト 100g
ソファー席GET!
ふ~
落ち着く―
ジャズがかすかに聞こえる、薄暗くてちょっと気を緩めると寝ちゃいそうな席で熱めで頼んだコーヒーをすする。
これこれ、落ち着いた昼休み。
と!
隣のテーブルに先ほどのサラリーマン三人組が姿を現した!
僕の脳内に
『にげられない!!!』
の文字が、真っ黒のバックに白抜き文字で表示されました。
もちろんお店の雰囲気によって声のボリュームを変えるなんて心遣いなど社長(上司の役職は社長でした)になく、おそらく奢りだろうコーヒーを飲みながらずっと話を聞き続ける社員に制する術もなく…。
再度、僕はイヤホンを耳に突っ込んで、
スタバオリジナルブレンドが自分の喉を通っていく音を初めて聞きました。
ごっくん
英国紳士を考察17 ~突き詰めて乙女ゲー~
僕がちょいちょいここで理想として列挙する英国紳士は
・上品あること、身のこなしがスマートであること
・女性に優しくあること、紳士的であること
・博学であること、頭がいいこと
・スーツが似合うこと、おしゃれであること
・強いこと(?)
etc…
その他、細かいことを言い出せばそれはもうきりが無いのですが、
ある友人は一刀両断で言います。
友人:それならものすごくお勧めできる世界観がある!
サラッサラの髪の、キラッキラの瞳の、← 下手な女性よりも美人
バッキバキの鍛え上げられた身体の、← 肌もすべすべで全身脱毛完了のような
動きにくそうな嵩張る服を着こなす、← 脱ぎにくそうだし、他の服に合わせにくそう
女性に甘い言葉に何の抵抗もない、← 鳥肌が立ちそうな言葉のストックがすごい
モテモテなのに、なぜか一途という男性、← チャラそうだけど、なんか影があるとか
が一堂に会している作品。
いわゆる「乙女ゲー」です。
うーん、女性の理想はつまりここなのか…
乙女ゲーってもはや一般認知されている言葉として使っていいのかは判らないので、僕なりの乙女ゲーの定義が上記に挙げているものです。最初に言っておきますが、そんなに多種知っているわけではないので知識に偏りがあったり、最近はそうでもないよというご意見もあるかもしれません。
ただし、その友人の話だと大体あっている…。
彼女の好みがぶれていないだけなのかな?
元祖といえる恋愛アドベンチャーは、やっぱりこれなんでしょうか?
…こちらも僕の苦手ジャンルです…。
知らない人のためにゲーム内容を説明いたしましと、
高校生活開始とともに、急にモテモテになった男子が、
幼馴染から同学年女子、先輩、同級生の妹に至るまで、
どの子がかわいいかどの子とデートしようかを三年間のらりくらりと考え続け、
好みの女子をゲットして卒業する。
というような、至ってシンプルな男の願望が詰まったゲームです。
※偏見です。
ゲーム性としては
・時々現れる選択肢を、女性の喜ぶように選ぶこと
・女子に嫌われないように自分を磨きパラメーターを上げること
・学校行事として起こるイベントで女子にいいところをみせること
というような要素なので、テキストで女子高生との恋愛を愉しむというのが主な遊び方。
とはいえ、当時は爆発的に人気なりましたし、
キャラの声を担当した声優にもスポットが当たるきっかけとなったことにも、
この作品は貢献していると思います。
※実は4までシリーズがあるんですね。2までは認識していましたが、新事実。
2はディスクが大量にあって、交換するのが嫌で、やらなかった嫌な思い出があります。
さておき…。
いわゆる、CV、キャラボのさきがけですね。そんな言葉は当時できていなかったですが、今あるということにも注目です。
僕はというと、
女子の髪色がピンクやら緑やら奇抜過ぎるやら、
元気すぎるやら、
変人すぎるやら、
ようやく大人しめのキャラだなと思っても個性が強すぎて断念するわー!
ということで、あまりハマらなかったジャンルです。
もちろん(人より)やったことくらいはありますが、
それ以外のこれ系にはあまり手を出していませんでした。
唯一出したと言えば、これくらい。
一番初めは、セガサターンでした。こいつのために購入したといっても過言ではない。
でもこれはシミュレーション要素が強いのと、重要場面はショートアニメーションに切り替わっているところがお気に入りだったので、恋愛アドベンチャーとしてはやっていません。
(でも全キャラクリアはやっちまうんですけどね。それはまあ、豪華声優陣だからしょうがないってことで)
余談ですが、最近こちらもコンプリート。結局はやってしまっている…。
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さて、この『ときメモ』人気にあやかって、女性版も登場しておりました。
それがこちら
オリジナルビデオアニメーション アンジェリーク DVD全巻セット
男子がひたすら日常生活で妄想しているところ、
女子はなんでか判らないけど異世界にただ一人飛ばされたら、王子やらナイトやらにモッテモテという急なファンタジー設定を振りかざしてきます。
友人:姫になるとかひらひらドレスを着るという妄想が叶うから
ある友人の見解です。
学生ものでも、
超大金持ちの御曹司とか、
最年少社長とか、
相手になんで庶民で凡人の自分が…と悩むのが女子の楽しみなんですかね。
まーきのっ♪
考えてみれば、ゲームだけじゃなくて、少女漫画も昔からこんなパターン多いような。
オール男子オールイケメンにしなくてもいいのに…。
凡人はそんなことを思うばかりです。
オールイケメンで言うと、ソシャゲでも人気でアニメ化されたのが、この世界観。
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この辺の乙女ゲーになると、
もはや鳥肌というよりも拒絶しかない凡人です。
エロさギリギリの甘い言葉を、戦国武将がとてつもない至近距離で言ってきます。
確かに男子には「エロゲー」という独立ジャンルがあるが、女子にはない…から、こういうところでエロい要素を足すのかも。
※実はあるらしいですね、最近。女子向けがあるのだと初めて知りました。
英国紳士はそんな軽はずみに歯の浮くような言葉をいうだろうか…。
言ってほしくない!(願望)
この乙女ゲージャンルにおいて「糖度」という言葉が使われるというのが僕の最近の発見でした。つまり、ゲームがどれだけ「甘~い」のかを示すのだそうです。
小沢さんかよ
…スピードワゴンしか浮かんできません。
井戸田のツッコミが遠いどこかで聞こえます。
じゅぅー!(※違うほう…)