英国紳士に憧れて

格好いい英国紳士になるべく、日々の精進と思いをつむいで。主にホームズについて。

志村けん (Ken Shimura)

書かずにはいられないので、今回は追悼記事です。

 

全員集合派とか、ひょうきん派とか、カトケン派とか。
派閥もよく言われていますが。


志村けんのバカ殿様 DVD-BOX


つまりそれくらいの勢力だったということですよ。

人気とは、そういうものです。

 

お笑い好きの僕の、お笑いの原点になってる(はずの)チームです。

それがドリフターズ。…いや、もともとバンドなんで原点は違う気がするんですけども。

絶対誰もが知っているお笑い芸人。ちがうちがう、…むしろバンド時代を知っている人の方が少ないドリフターズ


ザ・ドリフターズ結成50周年記念 ドリフ大爆笑 DVD-BOX

 

年代的に言っても、テレビで一番最初に笑わせてくれたのは間違いなくこの人たちだと思います。

 

大爆笑ではなく、僕が好きだったのは全員集合。

特に大好きだったのは、坂道を上るコント。


「行ってきまーす」と元気に家から出て、玄関からすぐのところにある急な坂道のセットを、駆け上がるだけのコント。上までたどり着けないので、たいていダッシュで登って転んで滑って、玄関前に戻ってきます。

いかりや母さんが、
「早く行きなさい、あんたたち! 遅刻するわよ」

と言うだけの、ただの障害物コントです。

 

全員集合はアイドル参加型だったから、当時のアイドルも無心で全力疾走していたなあ。まず間違いなく登り切れなかったんですよね、あの急坂に敗北するアイドル。ずるずる落ちてく…。
そんな中、子供の衣装を着た仲本・志村は持ち前の運動神経で坂道突破して元気に学校に行っていた。

たまに志村がクリアしたはずの仲本を突き落として、もう一回登らされるとか…

 

ゲラゲラ笑ったなー。ただ笑いました。

ひげダンスも真似して、ミカンをボールペンに刺してという遊びをしてました。それはもう、兄弟そろって怒られたなー。

 

誕生日に何が欲しい?と聞かれて
「金ダライ」
と無邪気に答えた幼い日の僕。


土井金属トタンタライ#28内径60CM

もちろん買ってもらえませんでした。

 

5センチ幅のゴムバンドを口で噛んで、兄貴と引っ張り合いをした(これについてはさせられた)僕。だいたいあの幅のゴムって、正規で何のために使うんだろう。罰ゲーム用にしか思いつかない…。

とてつもなく痛い思い出です。

 


どれもこれも全部、この方の影響です。


加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ [DVD]

 

お笑い界の素敵なジェントル。


バケモンのような視聴率叩き出してた番組の一番人気(カトちゃん説もある)でしたので、間違いなく総人口で観てました。知らない人なんかいないってほど。


本当に、本当に懐かしい思い出です。

 

まだまだ現役で、番組だってレギュラーもスペシャルも途絶えなかった。
座長の舞台やってましたし、俳優業だってこなしていたのに…。


古希のお祝いをしたばかりという若さで、体力的にも問題なくて、持病だのって噂もなにひとつなかったのに、日本の宝がウイルスによって失われました。

 

彼に憧れていた人は沢山いて、

彼を目指した人も沢山いて、

結果的に彼にはなれなかった人たちばかりが沢山できました。

 

偉人って、そういうものですけどね。


寂しいというよりも、悔しい気持ちでいっぱいです。

手離しで楽しいあの頃に、戻れないものかと日々祈るばかり。
悔しいなぁ。

 

凡人も、こんなに世界中に愛される存在に憧れて。

年を重ねてなお、リスペクト出来る人に憧れて。

 

ずっと憧れて、追いかけていけるように努めるのみです。