凡人の生存確認14 ~誰のためでもない、自分のために~
引越し後の凡人はいたってシンプルライフに勤しんでいます。
誰に会うこともない日常だったり、誰からも気にされることのない毎日が続いています。
あ、快適です。
そんな誰からも存在を迫害されまくった僕ですが、僕が僕のためにちょっとしたご褒美を買ってしまいました。
あんまり自分にご褒美は与えない(甘えるから)ことにしているので、今回はだいぶレアケースです。
staub ストウブ 「 ピコ ココット オーバル グレー 23cm 」 両手 鋳物 ホーロー 鍋 IH対応 【日本正規販売品】 La Cocotte Oval 40500-236
これ。
調理器具を購入。
感想ですか?
高額!
調理器具にこんなにお金かけたのは久しぶりです。
え? その前に高額だったもの? …たぶん包丁のセットですかね。結局使いやすい二本くらいしか使わなくなるもんなんです。
だって日常で中華包丁使わないもん。僕が使わない理由は、重さで切る中華包丁に見合うまな板を日常に置いとけないという理由ですが…。あ、持ってますよ、中華包丁。
料理は好きですが、趣味ではないです。必要にかられるからスキルを上げるために日ごろからやっています。この日ごろを作ったのは僕のいとこです。
僕は年の離れたいとこの家庭教師をやっていました。帰省していた時期に、夏休みや冬休みの宿題を手伝うという名目の家庭教師です。
相手は年子の女の子二人だったので、小学~中学に上がるまでずっとその家庭教師を続けていました。
彼女たちの勉強をみながら、昼飯を作る様になります。
凡:何食べたい?
子ら:なんでもいい~
一番嫌いな言葉を一発目にくれます。こめかみにピキ…
凡:…じゃあ、何が嫌い? 何が食べたくない?
子1:ピーマン
子2:人参
子1:美味しくないもの
子2:辛くないもの
そして僕の琴線に触れました。
凡:つまりてめーら(相手子供ぞ)は、美味しくて辛くなければピーマンでも人参でも食うってことだな?
僕自身が好き嫌いがない人生を送ってきたので、不味くなければ大抵の『食べられている食材』は基本的に美味しいと思っています。もちろん食べたことのない食材だってまだまだありますが、それだって人類が「食べ物」と認識している以上美味しいものだと思っています。カニとかウニが良い例でしょ? あれ食べようと思った人類ってすごくない? 勝てないとか思わなかったの?
ちなみに食べてみたのは縄文時代らしい…。
ようは食べさせ方なのです。
その日から、ピーマンと人参を使った料理を毎日出し続け、一週間で彼女らは最終的に好き嫌いを克服しました。
これは宗教かもしれません。
そんなエピソードから料理に重きを置くようになって調理に興味を持ち、調べつくすようになりました。なので僕の料理は趣味ではなく興味です。
ってことでストゥブ買いました。
もうこの知識いかして料理ブログにしようかな…
あ、嘘です。
作っている最中に写真撮るなんて、その間にも火が通りすぎて味が落ちるとか考えるとイライラするので。
どうでもいいですが、僕のこのみは好き嫌いなく大食いな料理ができる人。