英国紳士に憧れて

格好いい英国紳士になるべく、日々の精進と思いをつむいで。主にホームズについて。

凡人の生存確認2 ~お一人様の凡人~

おひとり様はできますか? 僕は平気な凡人です。

 

ランチや居酒屋なんかで、たまにお一人様に出会います。

僕はランチは一人のことが多いですが(もしくは昼休み中ゲームやっていますが)、居酒屋は一人で行くのは店の人に悪いなーと思うタイプの人間です。
一人の客単価なんてたかが知れているのに、日本の接客はチップなんかなくてもとても優秀です。

まさに「お・も・て・な・し」。時事ネタとして最高の入りです、自画自賛ですが。

 

一人で食事を楽しんでいる人の中に、常に心に音楽を、って方、いますよね?
常に両耳にイヤホンを、って方。これ、苦手です。

咀嚼音とかがダイレクトで頭の中で響いて、音楽なんて入ってこない。固いものや歯ごたえのいいものを食べたときはその音しか聞こえない…。

しかもね、店内に音楽流れているのに、あえて耳にイヤホンねじ込んで飯を食べる、って人は僕と耳の作りが違うんでしょうか? 

二重に聞こえてくる音楽で不協和音になったりしませんか? 


不協和音

そんな音も咀嚼音も凌駕するくらいの大音量で聞いているのでしょうか?
うるさーいってならないの?
永遠の謎です。

 

そんな僕ですが、先日どうしようもなくて耳にイヤホンをしてのランチをとる羽目になりました。
理由は、隣に座ったサラリーマン三人組。
サラリーマンってなぜあんなに声がでかいんだ?
うるさーいってならないの?
永遠の謎です。

 

といっても、その三人組は、上座に座った一人だけがずっと喋り続け、それに他の二人が交互に相槌を打つような形だったので、実害があったのはたった一人です。

気になった理由は、うるさいこともそうなんですが、その内容。

こちら側が勝手に耳に入ってくることに抵抗があるような、仕事の詳細。
要は自分の仕事における功績を、部下だか自分より下の外部の人間だかに自慢げに説明しているということなんですよね。

下っ端からすれば、上司が気持ちよさそうに語っている話を止めるのも失礼。

聞くしかない。
止める奴いないから、気持ちよく話し続ける延々と。

それはもう、注文した定食が到着しても止めません。どうやって食事してたのかも…
永遠の謎が増えました。

 

さて、横のテーブルにいた僕ですがあまりにも耳に入れたくない話が続くので、

作戦その①
イヤホンを出して耳に突っ込む
…効果なし!
あわよくば耳栓代わりになるかと思ったのですが、この方法は無理でした。

 

作戦その②
しかたなくラジオを流す
…効果なし・リターンズ! 声のボリュームどうなってんのよ。
耳の中に入ってくるパーソナリティーの声すら潰す声量。オペラ歌手かよ。

 

作戦その③
泣く泣く音楽を流す
…逆に耳障りな爆音に、食事どころじゃなくなる!
ごはん、落ち着いて食べたいんですけど…。

 

作戦その④
即座に席を立って、お会計をすます
…半分以上残して離脱する。

 

堪えられなかったのは自分の力量のなさ。負けを認めて、店を出てきました。
腑に落ちないけど、心を落ち着けるために食後のコーヒーを飲もうとそのままスタバへ行きます。


ネスレ スターバックス スプリング チア― ギフト 100g

 

ソファー席GET!

ふ~
落ち着く―

 

ジャズがかすかに聞こえる、薄暗くてちょっと気を緩めると寝ちゃいそうな席で熱めで頼んだコーヒーをすする。

これこれ、落ち着いた昼休み。

 

と!

隣のテーブルに先ほどのサラリーマン三人組が姿を現した!

僕の脳内に
『にげられない!!!』

の文字が、真っ黒のバックに白抜き文字で表示されました。


ドラゴンクエスト スマイルスライム ソルト&ペッパー

もちろんお店の雰囲気によって声のボリュームを変えるなんて心遣いなど社長(上司の役職は社長でした)になく、おそらく奢りだろうコーヒーを飲みながらずっと話を聞き続ける社員に制する術もなく…。


再度、僕はイヤホンを耳に突っ込んで、
スタバオリジナルブレンドが自分の喉を通っていく音を初めて聞きました。

ごっくん