年末、シャーロック対決の結末
アニメとドラマのシャーロック対決に一応の終止符が打たれました。
アニメに関しては、2シーズンと決まっていたので、第一章「切り裂きジャック編」が終了というところでしょうか。
ドラマは月9で話題性あるキャスティングなのに全くネットニュースに上がってこないという状況の中で、最終回が終了し…たかと思ったら、終わってねーのかよ!の『特別編』という謎の回が足されているという始末です。
最近は、ネット配信でその後を語るとか別ストーリーを出すとか、そういうのが流行りみたいだから、そういった意味だけでいうと、テレビ枠で収めてくれたというのはまあ良心的な方というべきなのでしょうか?
納得いかないけど。
僕としては圧倒的にアニメ勝利となりました。
ドラマ・シャーロックのラストは、
獅子雄の宿敵である守谷とともに、海に落ちて姿をくらますという、変にここだけ原典をリスペクトした最期となりました。
というか、知ってたよ、ファンは!
そんで、結局生きてたよって話なんだろ!(結果でいうと、特別編で生きて戻ってきたという終わり)
って言う前に、ひとつ言いたいんですが…守谷ダレだよ!
いやー、しっくりいかないのなんの。
最終回前で突然、仲間だったはずの江藤刑事が実は守谷なのか?という『におわせ』で終わったかと思ったら、最終回で急に新キャストとしてあっさり守谷と名乗る男が出てきた。
守谷はすでに江藤の手によって捕まっていて、警察の監視下にあったということになっている。
急だな!
全く影も形も見せなかったやつが、いきなり参戦してきて、しかも死んで(?)終わった。
かかわった女性に
「あの人のためなら何だって出来る」
と言わせ、自ら毒を飲み死を選ぶほどのカリスマ性を持ったヤツのはずなのに?
まったくこいつに命を預けようという気にさせられないその正体。
さらには
「本当に僕が守谷だと思いますか?」
とだけ言って、海に飛び込んだよ?
におわせが匂わせてんじゃねーよ!
だからお前ダレやねん。
んで、特別編やってもなんら解決しなかったよ。シーズン2でもやるつもりなのか? いや、やるつもりだったけど人気がなかったから、とりあえず特別編だけ制作した強制終了なのか?
いずれにせよ、結局僕が何を言いたいのかというと、『シャーロック』ってタイトル、なんやねん!でした。
そもそも一貫性がないんですよねー。
原作のちょっとだけのっかってきたワードだけをモチーフにしてみたり、なんならがっつり原作設定で屋根裏に隠れている人物を火事の煙で燻り出したり、最後は宿敵と一緒に水の中に飛び込んでみたりとか。
スタンスぶれとんじゃー!
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気を取り直して。
アニメでも同じように「におわせ」がありました。
こちらは、切り裂きジャックの正体が実はモリアーティなんじゃないかという展開です。
残念なことに、疑っていたのがワトソンのみという非常に判りやすい状況だったので、視聴者全員が違うよなーと判ってしまっていたところです。伏線の貼り方、へたくそか。
そして最近のアニメに多いんですけど、OPやEDの映像を作りこみすぎてて、ネタバレがひどいところ。
事実、今回のジャックに関してもすぐに判ってしまったので、ぜひ裏切ってほしかった。ここもだいぶ残念な結果ではありました。
最終的に血まみれとなるモランの姿は、見せ場でしたし、次回予告映像で使えればすごく楽しい設定でした(残念ながら、歌舞伎町シャーロックは次回予告が無い番組)
しかし構成としては2シーズンへと視聴続けることが出来るだけのラスボスの狙いは隠して、1章が終わりました。ここはさすがというか、やるなというところです。
願わくばもう少しでいいのでシャーロックが活躍してほしい…。あるいは推理落語が面白くなってほしい…。
探偵長屋なのに、他の探偵もあまり活躍していない…。今後も活躍しそうにない…。
ちょっとまて、根源じゃないか!
いずれにせよ、原典を超える面白さは出なかった対決。
なお続く、アニメシャーロックの今後にほんの少し期待を残します。
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