凡人が憧れて10 ~ジャパニーズカルチャーの原典~
最近、英国紳士皆無な話が続いている様な気がしますが、
そんなわけありません。
英国にも誇れるジャパニーズカルチャーの話をします、無理矢理!!
『なつぞら』が終わってしまいました(急!!)。
本日より大変なロスでございます。
連続テレビ小説 なつぞら 完全版 ブルーレイBOX2 [Blu-ray]
凡人でありながら社会不適合者の僕は、そのダメ人間っぷりを世間に隠すべく、
一社会人として生活しております。つまり、一般人に紛れ込んでいるという意味です。
なので、朝の連続テレビ小説を観れる時間に家にいることはできないのですが、
今回の100作記念作品『なつぞら』は別格。
そう、録画!
一日たった15分を録画して、一週間まとめて観るのが楽しみなくらいの作品でした。
ああ、すずちゃん可愛かった。
特に北海道在住のころ…牛と戯れていた頃…(かなり序盤)。
このドラマを録画してまで観たいと思った要因は、いくつかありまして。
- すずちゃんかわいい
- 北海道大好き
- アニメ大好き
- NACS出るらしい
- 内村さん語りらしい
ほら、もう観るしかないのです!
最近の連続テレビ小説は、
役者としてかなりの人数のお笑い芸人を起用していることは知っていましたが、
語りでウッチャン出るとなると(LIFE繋がりでしょうが)、その他の若手もこぞって出たいに決まっていると判ってました。だからこそ、録画。
案の定、千鳥のノブさん、麒麟の川島さんなどなど出てました(もっと北海道出身芸人のタカトシとか和賀さんとか名を連ねると思っていたということは内緒)
お笑い好きで、北海道好きで、十勝ロケというならば録りましょう!という決意のもと、
第2週目から録画スタート(1週目を録らなかったのは、すずちゃんがまだ出ていないというそれはもう不届きな理由)。
どこをどう切り取っても昭和顔要素がひとつとしてない広瀬すずを戦争孤児として見るのはかなり苦痛で、
東京編になってからは兄としてどんなにがんばっても昭和にいねーだろという顔の岡田将生が登場し、
さらに妹に負けず劣らずの美少女の清原果那を起用して、どんな家族やとツッコミが出てしまうドラマではありましたが、
大自然で過酷なロケをしただけあって、見ごたえのある作品でした。
NHKさんは必ず総集編をやってくれるので、見ていない方はぜひとも前半の北海道編だけでもご覧になっていただきたいです。先に言っておきますが、テレビ小説の総集編見てると一日潰れてしまうんでかなり後悔するんですども、牛舎で奮闘するすずちゃんとか雪に慣れてない彼女の顔は必見です。
後半はネットでは大分不人気な東京編となり、アニメーターになりたいという想いから上京する話となり、日本アニメ界を代表する作品を次々と生み出していくというのが本筋になって行きます。
主人公の奥原なつは実在した方をモデルに創られている架空の人物ですが、
彼女が手がけたアニメの作品に関しても、元になったアニメを忠実にパロって…いやいや、リスペクトしていてこれもなかなか昭和のアニメ好きには楽しいです。とにかくずっと楽しいです。
製作されたどの作品にも作品以外のストーリーがついてきます。
どういう思い入れがあって出来ていたのか、結果として劇場公開されても当時はあまり受け入れられなかったから、失敗作と言われたりとか、その責任をとって主人公の恋人(当時。のちの夫)が会社に辞表を出したりとか。
今でこそ日本の文化と呼ばれるようになったアニメですが、当時はもちろん子供向けとして作られていて、確かに僕も、
「アニメ(マンガ)ばっかりみていないで!」
とよく親に怒られました。
※当時かなり怒られた番組はこちら。のちに親の方がはまってしまいDVDを購入したことは親の名誉にかけて言わない
親にしてみれば、マンガもアニメもいまいち区別がついていなかったくらい認識の甘いコンテンツだったんでしょう。
単なる子供番組をどの世代にも受け入れられる番組に変貌させるにはという壮大なテーマと、昭和(テイスト)アニメの懐かしさに魅了されました。
最終的に劇中の大ヒット作となる作中アニメ『大草原の少女ソラ』だけでもすごい要素がわんさかです。
OPの歌とかそれを受けてのEDの夕焼けの道の構成とかあったあったと思わせる画面づくりで、歌声は戸田恵子さんが歌っているんだけども堀江美都子さんの声で脳内再生されるし、スポンサーとかその放送枠とか「あれでしょ?」って言いたくなるしで、それだけでも録画した価値がありました。
最終回では「なつぞら」の二つの意味が示されて、
1 爽やかに晴れ渡る十勝の空(明け方)
2 なつが戦時中に見上げたあのときの辛かった黒い空
瞬時に号泣。火垂るの墓、観たくなるからやめて!(映像としては黒い雨のようなシーンだったが)
実際作中アニメなのに、当時の大御所アニメーターさんを数名起用して作っていたとか、現役の人気声優陣が顔見せしたとか、とにかく話題性の高かった作品でした。
賛否あるものの、アニメ好きのあの時代を知っている人間にしてみれば、必見の作品。
そのせいです、ロスが大きいのは!
このままではハイジとかフランダースとかアッコちゃん(白黒の)とか観ちゃいそうで、止められない自分が怖い。
ただでさえドラクエ11を始めてしまって時間ないのに!
どうしよう、時間がぜんぜん足りないよ、ドラえも~ん!!
…そうか、僕は社会不適合者じゃなくて、ただののび太くんなのか(結局ダメ人間)。
いつか猫型ロボットを量産できるだけの技術力と能力が身に付けられたらいいなぁ(もう年齢的に遅い)。
ジャパニーズカルチャーをふんだんに鏤めた、相変わらず雑記なブログでした。