不二家にまつわるエトセトラ
凡人は生粋の日本人であり、働き方改革なんて言葉に振り回されてなるかというほどのお仕事バカですので、平日がクリスマスだろうとなんてことありません。
でも今回はクリスマスの話でもしようかと思います。
ショートケーキは日本人なら誰でも一番初めに思い浮かべるケーキの形です。
不二家、偉大。
ペコちゃん、マジ、リスペクト。
日本人の誰かしらが考案し、ペコちゃんの会社が日本国内に広めまくったというのは有名な話です。
そして日本人の我々は、ストロベリーショートケーキの本当の形を知り驚愕します。
ふわふわしてなーい!
そういえば、遠い昔クリスマスに英国に習ってクリスマスプディングを作ってかなりヒンシュクを買った記憶を思い出した。
スパイスたっぷりのものは日本人の口には合わないのだと悟った若かりし頃。
プリンは卵と牛乳で、ショートケーキは生クリームとイチゴでつくった王道が受け入れられるのです。奇をてらうと異端と呼ばれる国、日本。
という理由から、ショートケーキも無難なイチゴのヤツが一番です(今年はイチゴの大不作のため、かなり高額商品となっているので無難と言っていいかは判らない)。だってせっかく作ったのにケチ付けられたら台無しだから。
ショートケーキの「ショート」に関しては諸説あって、明確なものは無いらしいです。
日本で一番知られているショートは「短い」ですから、短時間で作れる(食べれる)のショートタイムとかショートサイズとかが近いでしょうけど、もろくサクサクしたという意味もあるらしく、〈本場〉ではビスケットなどで作ったり、ショートブレッドと呼ばれるブロックタイプカロリーメイトみたいなものも該当するということです。
文化の違いって怖い。
そういえば、友人(男)が彼女が家でシチューを作ってくれたからとウキウキで帰ったところ、クリームシチューではなくてブラウンだったことと、さらにパンが用意してあったことに怒って(彼は夜にパンを食う文化が無いらしい)別れたという話を聞かされたことがあります。
今にして思えば小さい男だけど、国じゃなくても日本国内家庭でこれだけ人によって文化が違うんだから、言葉で伝えることが大事だなぁとしみじみ思うエピソードです。
「いいじゃないか、夜のパン祭り開催したって」
という僕の一言がトドメとなったという話も後日聞きましたが、喧嘩別れするほどの発言ではないと思っています。
あ、僕はパンでの晩御飯はありのタイプです。実家は許さないタイプの家ですが(お米の国の人なので)。
文化の違いって、怖い。
先にあげた〈本場〉というのが、今回の本題です。
このショートケーキの発祥がどうやら英国。英国って本当に発祥多いなぁ。
サクサクビスケットタイプが主流なのか、僕の知り合いのイギリス人(ハーフ)にストロベリーショートケーキ(日本定番スポンジタイプ不二家ver.)を作ってあげたところ、めちゃくちゃ驚かれました。22cm型のホールで作って行って、ハーフサイズくらい食ったんじゃないだろうか、アイツ。
ジャイアント城田・降臨とか思って眺めていたあの頃はもう15年近く前ですよ。
見た目的には、英国紳士というよりも星安出寿という四字熟語がぴったりのやつだったけど(四股名は熟語じゃないけど)。
そういえばそのときにアイツは言っていた。
「こんなにふわふわなら、いくら食べても太らないから大丈夫だよ」
これって、サンドウィッチマン・伊達の『ふわふわのものはカロリー0』理論じゃないか!
15年前には提唱されていたのか…。
文化の違いって、怖い。
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余談ですが、タッキーには期待しております