シャーロック=ホームズ全集
最初に手に取った探偵に、心躍りました。
一冊目は、書物を読むことに関しては寛大だった、親のプレゼントでした。
【送料無料】 完訳版シャーロック・ホームズ全集(全14巻) 【本】
【緋色の研究 シャーロック=ホームズ全集 (1)】
幼少期のプレゼントは、
当時の自分にとって初めて買ってもらったハードカバー。
当時の自分にとってかなり高いハードルの文字量の書籍。「全集」という言葉の魔力。
このエピソードにより、
英国紳士に憧れる僕
ハードカバーの書物に心躍る僕
活字中毒の僕
コンプリート体質の僕
間違いなく今の僕を形成してくれました。
なんで全集というチョイスをしたくせに、1巻目だけしかプレゼントしてくれなかったのだろうか?
親の策略を感じます。
世紀の大発見をしたホームズが、後の相棒となるワトソン博士の訪問の瞬間に、
我を忘れて喜ぶ姿を見せる。
このシーンから、二人の物語は始まっていきます。
少年の心を鷲掴みにした、この「二人の英国紳士」の続きを読みたくて、
全集の全部全巻が棚に並ぶことを懇願したのですが、その後我が家に作品が増えて行くことはありませんでした。
近所の児童館において、児童図書で続きを見つけたことができたので、運良く僕は全て読むことができるのわけですが、それは1年後の事になります。
大人になってから、このシリーズをまさに「大人買い」したことは、言うまでもありません(?)
大人買いどころか、全精力を好きなモノを追い求めることに捧げていた時期、僕のすべては彼らを手に入れることにだけ向けられていきます。
英国紳士のたしなみとして。