凡人の生存確認9 ~南半球でも英国紳士~
梅雨というのは、土砂降りと真夏日が交互に来る季節のことでしたでしょうか?
会社の規定で、日々体調管理を怠ってはいけないのですが、
「暑くて死にそうです」
とコロナ無関係の報告が口から出そうで怖い凡人です。
とにかく代謝がよくなく、体温が低いので検温の報告が苦痛でしょうがないのですが、これが日常となってしまいました。
「別の病気なんじゃないの?」
とか心配され始めるので、スープのような温かいものを体に入れるようにしています。
効果はありませんが。
日本がこれだけ暑いということは、南半球は冬なんだと実感してます。大橋巨泉もそりゃ、夏だけオーストラリアに暮らしますよね。
なぜ急にそんなことを考えたのかというとですね…
はい、類にもれず密かにやっておりました。
少しでも温かい方に行きたかった開始当初、僕は南の島を選んでいたらしく(最初の段階で行きたい方面を聴かれる…ことがあった…けどもう記憶にはない)、真夏の引きこもり生活の中、画面は毎日大雪で始まります。
基本ゲーム好きなので、クエストがあると燃えるタイプの性格ですから、
こういうのんびりスローライフという設定は早々に飽きてしまいました。
いや、開始当初こそ若干のクエストをたぬきに出されていたので、続けてたのですが、
やはり誰とも絡まずに一人でやり続けることは限界がありました。
今ではすっかりマイルをためるだけの毎日です。
※飽きてもちょっとやそっとじゃ抜けられないのがゲーマーの悲しさ…
さてこのゲーム、ゲーム世界に自分のアバターを置いて、島生活を楽しむのがコンセプトなのですが、その中で自分の家を持つことができます。
ゲーム内の部屋には買ったり拾ったり、自分で作成した家具などを飾って好きな風にアレンジできるというのも遊び方の一つです。
ゲーム初期はテント生活だったのですが、進行していくと広い家を持つことができます。
僕的には、テント暮らしで十分なんですが、テントから卒業しないとゲームが進行しないので泣く泣く金を払って家を購入しました。
殺風景な部屋にしておくのもなあと思い、それなりに内装を考えて、手に入れたアイテムをぽつぽつと置いていく…
壁紙…スタンダードなウッド調のダークなほうで
やたら重厚感のある書棚を飾って…
暖炉が手に入った…飾るか
ソファー…は、暖炉に近いところに配置してその正面に椅子を設置
顕微鏡…うん、要る
化学実験セット…うんうん、机に広げておこうか
おかしいな、なんかこの部屋に既視感を覚えているような?
気が付くと!
BBCホームズの部屋を再現している!!
どうもこうクラシックな部屋になっていくなぁと思っていたのですが、
勝手に暖炉に対しての椅子の位置とテーブルの配置が悩むことなく決まっているのです。
しかし何の資料も見ずに脳内で記憶しているだけでここまで再現しているとは、ちょっとびっくりです。
まさかゲーム内でも英国紳士に憧れているとは…ということに気づかされたのでした。
しかし虫網をもって蝶を追いかけまわしているのは、『バスカビル家の犬』の兄のようだ…
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