おとうさん ~宇宙家族カールビンソン~
EU付近へと上昇し、爆発的猛威をふるいまくっているコロナウイルス。
英国にも影響を与えております。
英国紳士がかかってしまっては大変です。凡人も気が気じゃありません。
あくまで僕の理想とする英国紳士は初老ですので、致死率急上昇ジェネレーションとなります。
英国紳士人口が今年一気に減ってしまったらどうしよう!
紳士クオリティが下がってしまったらどうしよう!
そんなことまで考えます。
でも弱っている英国紳士もまた…影があっていいよなぁ。
『瀕死の探偵』好きの僕は、無駄にいろいろ妄想を繰り返しています。
不謹慎ではありますが、少しでも明るいことを考えないとめいってしまいそうなほどピリピリしている世の中です。
ディズニーとUSJがこの卒業旅行シーズンに休園という決断を下したこと、英断です。
楽しいの後にやってくる苦しみは一番どん底にたたきつけられますよね。
ダイヤモンド・プリンセス号なんてまさにそれ。
夢のような世界クルーズから一転しての悪夢。これは切ない。しばらく豪華客船は大変だろうな。
まあ、凡人の僕には縁遠い話なので、まさに夢です。
それにして毎日本当に暗い情報ばかりで…。
名前、ちゃんと決まったはずなのに、どうも日本はコロナと呼びたがりますね。
確かに判りにくいというか、覚えにくい。
しかし僕には、どちらかというとコロナという名前に思い入れがありまして。
今回はそれをご紹介。
宇宙家族カールビンソン コミックセット (講談社漫画文庫) [マーケットプレイスセット]
こちらの作品、主人公の女の子が、コロナちゃんです。
表紙の真ん中の元気そうな少女ですね。
身寄りのない赤ん坊のコロナちゃんは宇宙船の中で泣いていたところを、
おとうさんに助けられました。
「おとうさん」と名乗るロボット(表紙の下段)と、「おかあさん」と名乗るネズミ(表紙の上段)と、ペットのリスとされるターくんという名の脳みそと仲良く暮らし、すくすく育ってます。そういう漫画です。
コロナちゃんの社会勉強のために、家族を演じてあげようというおかあさんの提案により、コロナちゃんにかかわる人々はなにかしらの「役」を演じながら、コロナちゃんの日常生活を見守っている…というギャグ漫画です。
お父さんは、節分の行事をコロナちゃんに経験させるために、鬼のお面をかぶって奮闘中です。
さて、僕がこの中で尊敬するのが「おとうさん」。
エクセレントモデルA.I.シリーズ 宇宙家族カールビンソン おとうさん&コロナちゃん
空中浮遊移動型のロボットで、脚のパーツはありません。
が、変形して飛行に長ける能力も持っています。
実はすごい…。
マイペースというか、何を考えてるか全く判らないというキャラです。
意味不明な単語を、不気味に笑いながら言うことも多い。
しかし、元・軍人。この設定がいいんですよ。
つかみどころなく漂々とする一方で、さすが育てのおとうさん(役)。
コロナちゃんが泣かされたりピンチになると、普段隠している豊富なオプション装備と合体して巨大兵器となり、相手を蹴散らすのです。消滅レベルで。
別名「死神」という過去もあり、軍人時代はかなりやばかったという説もあり。
小惑星破壊レベルとかの所業をやったとか。
でも隠している。
そこがすごい…。
ものっすごい剣客が過去を隠している、あいつと一緒ですね。
るろうに剣心 完全版 全22巻 完結セット (ジャンプ・コミックス)
あ、あいつとも一緒だ。
ジャンプってすごいなぁ。
さてさて、そしてこちらの作品ですが、長期連作漫画です。
…が、11巻しか出てない。
その間に何回、掲載紙を変えたのか。まあ、ジャンプには向かないけど。
そして掲載ごとに地味に設定が変わってわけわからなくなったのも事実です。
でもかわいさと面白さと、バックボーンの強さが魅力でどうしても読み続けてしまう作品。
おとうさんもおかあさんも、ターくんもかわいいんです(リスではありません)。
宇宙家族カールビンソンSC完全版(10) (アフタヌーンコミックス)
※ターくんは右端にたたずむ脳みそです。ぢつはかわいい…
コロナといえば…という話から、不謹慎な流れにはなりましたが、
名作を紹介したくて記事に書きましたよ。
げしょ