英国紳士に憧れて

格好いい英国紳士になるべく、日々の精進と思いをつむいで。主にホームズについて。

凡人が憧れて20 ~リアル推理力を彼に~

謎解きやリアル脱出ゲームのようなものが近年の流行りにのっています。

 


自称ながらも、探偵好きを豪語する僕としては作品を本として楽しむのではなく、ゲームとしての推理も楽しみたいという願望はありました。

 

なので昔は参加していましたよ、リアル脱出ゲーム。

意外でしょう?

 

だってまだ世の中にその名前が定着していなかった頃は、やはり引き合いに出されてくる探偵はホームズなのです。

例えば、

『ある事件を追っていた探偵ホームズが数日前から姿を消した。あなたはワトソンとなり、失踪したホームズの謎を解明し、彼を探し出すのだ。手掛かりはこの場所(脱出ゲームの会場)に隠されている』

というような展開です。

これはもうくすぐります。探偵好きというよりもむしろ「ホームズ好き」の僕にとっては、
「ホームズの名を語るというのならば参加せずにはいられないでしょう!」

となりますよ。


という参加理由から謎ですが、お題を解いて脱出するということをやっていました。

ちなみに全勝。

でもでも、それはかなり初期のころで、世間がハマりだしたころには手を引いていました。というか、強制的に不参加となりました。

その理由は、一緒に行ってくれていた友人がどうやら面白くないらしいという(謎が解けなくてつまらない、あるいは僕が先に解くのでつまらないということらしい)ことに気付いたからです。
僕とすれば推理は得意分野でしたが、謎解きは人それぞれ。友人には向いていなかったのでしょう。急な拒絶。

その後、一人で参加するのも気が引けたので、足は次第に遠のきました。

 

 

さて、先日のことです。
そんな過去を持つ僕を知らない人が、僕の前で謎解きの本をうなりながら読んでいました。


熟読するほど? 

そんなに難解?

 

ちょっとした好奇心で話しかけると、彼は近々リアル脱出ゲームに参加するということで謎解き猛勉強中なのだとか。
まあ、猛勉強するほど不得意なんだから、一人では参加しないよねと思ったので、「デート?」

とよけいなことを聞いてみると彼はほっとけという顔をしました。

おう、かわいいじゃないか。(ちなみに仕事の後輩です)


確かに僕みたいに毒を吐きたいとかアラを探したいとか思って参加する人とはわけが違います。彼女の前でいいところ見せたいという努力も微笑ましいです。
僕だって憧れの英国紳士並みに、全く説明もなく問題を解決し、質問されたことだけをシレっと返すくらいのスマートさでカッコよさを演出したい! 

それ、あこがれの頂点!

 

ただ、彼には努力でカバーできるほどの才能がなかったのです。

謎解きってひらめきだから、考え方(思考ポイント)の切り替えだと思うんですけど、そのセンスが彼には皆無でした(ひどい発言)。

読んでいた本の解答欄には絶対その答えが導き出せないだろうなというメモが大量に書いてありました。真面目か。

写メりたいくらいの圧倒的な文字量でしたが、そこはあえて言葉を濁す僕。

問題理解してる? と聞きたくなる僕。

 

僕:参加経験者からのアドバイスだけど、時間制限ってのもあるんだよ?
彼:彼女から聞いてます。だからこうやって勉強してるんです。
僕:あまり面白くないやり方だけど、問題読んだら解答を先に見て、どういう種類とかパターンの解き方かを理解していった方が、早いと思うよ(最低なアドバイス)。
彼:答え読んでも解らないんです。

 

なるほど、それは…参加するのはキツイのではないだろうか? 

彼女との共同作業なら、「いっしょに」謎を解いて共感しあうというのが大事なわけだし。

ということで彼の猛勉強に少し付き合ってあげました。僕って、いい人だー。

 

しかし…数十分で確信しました。

そして絶望したー(絶望先生口調で絶叫してください)


さよなら絶望先生 Blu-ray BOX

 

彼はこの手のことに異常に向いていないタイプでした。

もはや理屈じゃないんです。致命的なやつです。

これはもう不用意に誘った彼女の方に問題があるんじゃないかと思うほどに。

 

僕:あ、あのさ、彼女はこういう謎解きとか…推理小説とかよく読んだり、脱出ゲームみたいなイベントが好きなタイプだったりするの?

 

だったら二人の趣味にはだいぶ開きが…と心配になります。

 

彼:はい。だから誘ってみたんです。

 

お前からかよ…。
なぜ自分から無駄な試練を課す、お前よ…

 

猛特訓の成果は得られないと思いましたが、一時間ほど僕は彼に謎解きのコツなどをレクチャーしました。
終始クビを傾げながら「あー…、うん?」と言っていた彼なので、8割は理解していないだろうな。
大丈夫、そんなことで君に魅力がないと思う女性だったら、それまでってことだから、早めに君の個性として知ってもらっておいた方がいいと思うよ。

 

今後の二人に幸あれ!
そして願わくば、その脱出ゲーム、できる限り簡単であれ!
当日の参加者数人でチームを組むタイプのシステムであれ!

 

 


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