英国紳士に憧れて

格好いい英国紳士になるべく、日々の精進と思いをつむいで。主にホームズについて。

英国紳士を考察11 ~ローストビーフはお好きですか?~

年末が近くなってまいりましたね。

今年は季節の変わり目の境が極端で、体調を崩している方も多く、インフルエンザも先行型らしいので皆様もお気をつけて。

あ、凡人はバカなので風邪とは無縁です。

ひとえに丈夫に産んでくれた親のおかげでございます。

マジ感謝。

 

健康は大事、食事もお酒も美味しい。

 

ということで、年末の忘年会の話が立て続けに入ってきてます。

お店を決めるのに一応質問をします。

8割が「なんでも(どこでも)いいよ」と言うのですが、この発言はどちらかというと無責任。

食べたいものの方向性くらいは決めてほしいというのが心情です。

 

と、僕は常々親しい間柄には宣言しているので、周りの人間はそこそこ食べたいものを言ってくれます。

「えっとね、火鍋」

限定してくれててとてもありがたい。店も選びやすいです。

ただそこまで決めているなら、こちらに任せず自分でとってもらってから

「火鍋が食べたかったから、ここにしちゃった」

という事後報告スタイルにした方が早いし文句言う奴いないと思うけども。

女性はよくわかりません。

 

そんな中で、女子から多発されるメニューにローストビーフがあります。

 

「超好き。ローストビーフあるお店がいい~」

この言い方は

「ローストビーフも! 在るお店」

であって、いろいろと食べたいけどメインどころにローストビーフという豪華な肉の塊があってほしいというやつです。

 

バイキングに行けば良いのに…とこっそり呟く僕がいますが、内緒です。


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※こちらはバイキング違い

 

 

ローストビーフのご馳走感、特に女子は好きなんだろうな。

あとはサーヴしてもらう(切ってもらう)という特別感も味わえるところがいいのかもしれないですね。

だから、ビュッフェとかい…(以下自粛)

 

ローストビーフは家で作ったほうが断然安いし、おなかいっぱいになるまで食べれる派の僕は、食べる側ではなく作り手の立場になるのでちょっとその思想がわかりません。

 

さて、ここからが考察。

そもそもローストビーフって、イギリス発祥だってご存知でしょうか? 

英国貴族が好んでいた食べ物と知って(からというもの)、僕はローストビーフが大好きになりました。…それまでは、どうでもよかったというのが本音。

 

あ、作るほうです。

年に数回、僕はローストビーフを作って誰かの家に持って行きます。女子にはテッパンの料理なので、盛り上がること間違い無しです。

人数調整はグラムでやればいいし、仮に余ってしまっても、その家の人に嫌がられることはない。そして簡単にできるわりに、間違いなくモテることができる(そのときだけという一過性)ので、実に便利な料理だと言えます。


こんなパーティ料理をあみ出してくれた英国紳士にも敬意を。

マジ感謝。

 

でもイギリスって言われるとなんとなく料理美味しくないというのが定説だったりしませんか? 


なのにこんなにも愛されているローストビーフはイギリス発祥。ちょっとした矛盾を感じます。美味しいもの、あるじゃないか。


ホントはおいしいイギリス料理

 


僕だって、間違いなくフランスかイタリア発祥の料理だと思っていましたから。

 

イギリスにはもともと日曜日は豪華に、平日はその残り物を食べるという文化があったそうです。

ローストビーフはご馳走なわけですから、もちろん日曜日の食事。

そして残った冷たくて硬くなったものを、パンにはさんだりして食べていた平日を乗り越えて、またご馳走をというスタイル。

 

これがイギリス=料理まずいという法則をつくった原因の一つと言われているとか。

 

…確かに!

普段の日に高級なお店に行ったり、

毎日ローストビーフ食べたりっていうのが続いたら、特別感ないですよね。

ご褒美デーがあるからこそ、平日がんばるのが人間です。毎日食べてたらダメ人間になるか、生活習慣病を発症するか…。


ああ、健康が損なわれるよ。

せっかく親に感謝したばかりの丈夫な身体が…

 

英国発祥の料理からも、健康のありがたみを教えてもらった凡人でした。

 

次回も特別なときにビーフをローストして、一時だけモテモテになる英国紳士的時間を過ごしたいと思います。

 

 

 


アフタヌーンティーで旅するイギリス (地球の歩き方GEM STONE)