英国紳士に憧れて

格好いい英国紳士になるべく、日々の精進と思いをつむいで。主にホームズについて。

ジャニー喜多川(Johnny H. Kitagawa)

国民的アイドルといわれている嵐から、とうとう既婚者が出ました。


大の嵐ファンの友人(女子)から夜中に連絡があり、3時間ほど愚痴られました。

…知らんがな。5年も付き合ってたら、当然やん。なんなら遅すぎると僕自身は思っております(怖くてファンには言ってあげませんでしたけども)。

 


5×20 All the BEST!! 1999-2019 (通常盤) (4CD)


バリバリにSMAP世代の僕からすると、やっぱり木村拓哉の結婚がセンセーショナルだったかなと記憶しています。寝耳にって感じでしたし、なにより当時のジャニーズではありえなかったから。今はなかった○○ロスという言葉が、まさにキムタクロスって感じだったから。

比較対象として嵐とSMAPは上がってきますが、申し訳ないけどいろんな意味でSMAPはパイオニアであり、嵐は後輩です。

伝説の国民的アイドルを作り上げたのはやはりSMAPで、全て先行していくのがSMAPだったと僕は未だに確信しています。

 

だからこそ、嵐は頑張った。

年齢的にも、嵐は誰一人結婚することなく、ここまで本当によくがんばったなーと。

解散してしまいましたがSMAPも、そして嵐も共通点としてはとてもジャニーさんを尊敬していました。愛していたと言っていいかもしれません。

だからはやく息子の息子の顔を見せてあげたいだろうな、孫をひざにのっけてあげたいだろうなと子供たちなら皆考えていたんじゃないかな。

そこが頑張ったところ。

嵐はとても遅かったなー。

 

そう、僕の目線はどちらかというとジャニーさん!

僕はなんとジャニーファンです。


ジャニーズの正体 エンターテインメントの戦後史

 

先日、ついについに神様がお亡くなりになりました。実は号泣。

日本にとっての損失はとてつもないものです。

 

僕の周りにいる人間にはかなり昔から語っておりましたが、僕のジャニー愛は異常です。

重要なのは、ジャニーズ愛じゃないということです。あくまでもジャニーさん。

(まったくの余談ですが、決して阪神ファンじゃないけど、トラッキーのファンですというのもある)

 

僕のジャニーさんへの尊敬度は、ハンパないのです。引くくらいです。熱く6時間くらい語れます。なのでジャニーズで好きなグループはいません。世代はSMAPかもしれませんが、強いて言うならただ一人、ジャニーさん。

彼の何がすごいのかというところですが、愛した我が子の

【脳内未来予想図がブレなかったこと】

です。

 

美少年を一目見て(履歴書には全て目を通していたという伝説があります)、その子の未来を想像してスカウトする、もしくはスカウトせずとも「ステージを一度観に来るといいよ」と言い呼びつけ、お眼鏡に適った子供たちを周りにおいて帝国を造ります。
この帝国には選りすぐりの美少年しかいないわけですよね。
数年後、数十年後にどうなっているのかを描いて、グループを組み上げるその能力に注目してもらいたいのです。

 

10代前半の子供ですよ? 

その可愛さは一瞬でしかないはず。数年すれば間違いなく劣化、もとい誰しもおっさん化してしまうわけじゃないですか。

ただジャニーさんはそれを含めて、未来を見てたんです。それが分かっていてグループを形成する。ここですよ、着目点は!

 

もちろん子供達だって、事務所に入ったからにはアイドルとして保たなければならないという本人たちの頑張りだってあることは知っています。

なんなら、選んでもらった恩返しとして劣化してはならないと自身に誓ってアイドルを継続しているのでしょう。それが母親じゃないもう一人の産みの親への愛。


それにしてもですよ! そのセンスですよ!

あの未来が確実に見える眼鏡、唯一無二の千里眼。それはもうドラえもんの秘密道具レベルですよ。ほしい、僕がのび太だったらほしい!

それでPになる力、僕にほしい!

 

「ドラえも~ん、今すれ違ったあの男の子が数年後どうなっているか見たいんだよ。もう数人集めて、女の子がキャーキャー言うアイドルグループ作りたいんだよぉ。絶対儲かる敏腕プロデューサーになって、左団扇で暮らして生きたいんだよー」

…こんなこと言い出すやつは、もはやのび太ですらない気はしますが。

 

アイドルプロデューサーとしては秋元康さんやつんくさんが代表格かと思います。ですが、彼らは育てません。だから全然ジャニ―さんとは意味が違う。

二人が創作したアイドルグループには卒業という、解散しないけど脱落できるという道がありました。いまや定着してきていますが、ジャニーズに卒業イメージってないですよね。
つまり秋元さんもつんくさんも長期間アイドルでいられるグループを育てていけるプロデューサーではないということ。今売れる子は発掘できるけど、その後は自分たちでなんとかせいよという感じ。もちろん見守ってくれてはいるんですけども。

コレはコレで、立派な能力です。それは尊敬します。


しかし、神様は違います。だから尊敬される。そして子供たちが彼の後をついてくる。
そこが彼のすごさです。


異能の男 ジャニー喜多川: 悲しき楽園の果て

 

ジャニーさんの唯一の残念なところは、自分の千里眼を後世に引き継げなかったところ。全部自分でやってしまえる人が、特に陥りやすい穴ですよね。

その能力は天性、持って生まれたものなのでもう出てこない気もします。神が神になったのです。

正直、タッキーがその修行に入った矢先だったことも残念でなりません。

頑張ってほしかった、神様!

 

嵐・二宮くんのご結婚は英断だと思います。神様も喜んでいることでしょう。
才能とともに天に召された紳士を僕は心より尊敬いたします。

 


SMAPへ―そして、すべてのジャニーズタレントへ

こちらは僕が号泣して読んだ作品。

 

ご冥福をお祈りいたします。