英国紳士を考察10 ~ハロウィンと英国紳士とそれぞれ~
近年、日本でも高まりをみせその経済影響力はクリスマスやバレンタインに匹敵するほど人気のハロウィン。
ちなみに、僕はクリスマスもバレンタインもハロウィンも苦手です。誕生日も同じくくり。イベント事には特に興味を示さない人間なので。
上記にあげたイベント関連にまったく関心がないと、人生において、なによりも女子ウケが悪くなります。
うーん、でもしょうがない。
そもそもイベント代表格の三つは、平日イベント(海外のクリスマスはもはや冬の長期休暇に入ってるから意味が違うけど)じゃないですか。普通に働いている一般人にはそれほど重要ではなく休日にもならず。
なんなら重要視した人たち(主に女子)に
「仕事だからイベントなんてしてられないし」
とかいう正当な言い訳をする人間(主に男子)がかなり嫌われます。
まあ、
好きな人の言い分も判らなくはないです。
仕事を理由にする人間は、いつだって仕事重視なので、イベントごときでということではなく、仕事一筋なんですよね。だからイベントのときくらいはその本気を緩めろよという意味なんでしょう。
理解は出来ても、やっぱり仕事を優先してしまう僕も庶民で一般人で凡人です。
しかしこんなブログを始めたので、せっかくだから家にいながらハロウィンを考えてみようと思います。仮装せずに仮想してみようという目論見。あ、終わったけど。
仮装はないわー。仮装したまま飲むとかありえないわー。でも考えてみると、このブログにうってつけのイベントなんです。
だってね!
ハロウィンってケルト人のお祭りでしたよね!
つまり英国じゃないか!
って言うのはかなり横暴ですが、ヨーロッパ発祥なのは本当。古代ケルト民族の前夜祭というのが起源のようです(諸説あることは認めています)。
どんなお祭りかというと、日本でいう大晦日。
11月1日から新年になるという考え方で始まったようです。なるほど、お祝い大事。
大晦日ではあるけれども、同時にお盆でもあります。
10月31日ハロウィン当日、あの世とこの世の扉が開放され、亡くなった先祖が現世に戻ってくる日でもあるんだそうです。
そーかー、盆と正月が一緒に来るって、ハロウィンのことだったのか!(ちがう)
仮装する理由は、死者に混じって悪魔の類が生きている人間の魂を持っていくために扉からこの世にやってくるそう。そういう悪魔的なやつから、
「僕たちは仲間です。悪魔です。人間じゃないです」
と目をくらますために仮装するって理由みたいですね。
今ではただのコスプレ祭りです。日本人ってホント奥ゆかしいって言われているのに団体になると派手なことするなぁ。
電車の中に血まみれナースが6人くらいで談笑しているのを見つけるとイラッとする…。楽しむのは自由ですが、公共の場というのはあくまでみんなの場所ですから。
ハロウィンといえばかぼちゃですが、どちらかというと好きではないし、一人暮らしにはなかなかハードルの高い食材ですので、僕は蕪を購入して味噌汁にして食べました。…ハロウィンからどんどんかけ離れていく…。
しかし『ジャック・オ・ランタン』の起源はもともと蕪なんだそうですよ。
アメリカに伝わったときにかぼちゃに変わったとか。かぼちゃもスイーツも苦手な僕は、味噌汁で厳かに。
先に言っておきますが、僕のこの知識のほとんどは『鬼灯の冷徹』からです。
DVD付き 鬼灯の冷徹(31)限定版 (講談社キャラクターズライツ)
地獄の住民たちが繰り広げるストーリーのこの作品は、日本も東洋も西洋も含めて「地獄」をわかりやすく解説してくれてます。西洋の地獄も悪魔が審判するというような扱いで教えてくれます。
主人公の鬼灯は、冷徹というほど冷めた人間ではなく、嫌いなやつとは心底勝負がつくまでケンカしたり、自分に従わない者に対してもかなり熱くなって一網打尽にしたりするので、どちらかというと熱血です。純粋な子供や動物からの知りたい欲や質問にも一生懸命答えてくれます。
仕事はクールにスマートにこなします。日本の地獄の閻魔大王の第一補佐官という役職で、地獄で起こるあらゆるトラブルを解決してくれと鬼にせがまれるトップです。トップ過ぎて時々仕事をサボる上司の閻魔様すら折檻します。どSですね。
知識に溢れ、その専門分野は幅広く、わからないことはとにかく鬼灯様に聞けという流れになっているという、まさに頭脳明細。
女性には基本は優しく、紳士的態度で…。
…あれ? 英国紳士か?
鬼灯って、英国紳士なのか?
ここにきて、急に英国紳士説浮上。
なんてことだ。
ハロウィンを見直すと、地獄の鬼が英国紳士になる!
大発見だ。
いつか鬼灯について語ろうと思います。