100名の最も偉大な英国人(BBC放送~2002年~)
英国人のことは、英国人に聞け。
BBCが一般大衆にアンケートをとって、放送した偉大な英国人を100人紹介するテレビ番組だったそうです。
架空とはいえ、シャーロック・ホームズが後半にも入っていないことと、
偉大な作家コナン・ドイル氏が入っていない事に関しては、当時かなり不満を感じてしまったりしました。
こんなブログを起ち上げている凡人ですが、
実はロックが大好きだったりします。
なので、100人の偉大な英国人の中に絶対入っていてほしいなと思っていた
(というか入ってない方がひく!)
ビートルズやクイーンのメンバーがいたことには逆にほっとしたりしました。
あ、ローリングストーンズ入っていない事はちょっと納得いかない!
過去にこのランキングをみてそんなことは思っていたのですが、
先日映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観たときに、
そう言えばランキングにフレディ・マーキュリーがいたなーと言うのをふと思い出したわけです。
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類に漏れず、日本での大ヒットにのっかって、応援上映にまで参加して鑑賞した作品ですが、あまり他国では評価されていなかったと聞いていたので、実は期待せずに1回目を観ました。
作品としてはすごく良かったというのが率直な感想です。
まあ、酷評・悪評をはねのけた興行収入と、栄誉ある賞を勝ち取っているので、
僕の感想なんかあろうがなかろうが,すでにみんなが認めているところなんですが、
書き留めておきたいから、お付き合いください。
わかりやすいテンプレートを元に、最後の最後で圧倒的な大逆転(エンディング)という構成なので酷評はしやすいだろうなととは思います。
ただそれ以上に魅了されたのは、特に「史実」でもなく、面白いエピソードを「誇張」でもなく、淡々とフレディ本人を見せるという脚本です。
どう受け取るかは、その人次第なんだけど、
実際の彼はこうだったんだし、それをどう見ますか?というスタンスが伝わってきました。
彼は亡くなっているけど、彼が生きているうちに自分をモデルにして映画を造ったとしたら、絶対この脚本にはダメを出すだろうとも思いました。
派手なことや誇張、それで夢を見せる役目だと言う事に気付いていた人だから、僕がそう思ったのかもしれません。
薬物依存やセクシャリティーなどにいろいろとあったとしても、
残してくれた曲や歌声は偉大で、だからラストのライブエイドのシーンに感動して、
だからイギリス国民が熱狂して、そして偉大な100人にも名前を連ねているのだなと。
英国紳士に憧れる凡人にも、数人のイギリス生まれの友人がいます。
もちろん、ホームズというワードで仲良くなったことは言うまでもありません。
彼らは、「紳士たれ」と教育を受けてきたよと言っていたりもします。
つまり「紳士」の英才教育を生まれながらに受けているわけで・・・中途半端な憧れでは、近付く事も難しいのだと思い知らされました。
そう言えば、そんな彼も「クイーン」の熱狂的なファンだったので、
ホームズとあわせてよく語っていた思い出。
僕は一方的にホームズを語り、彼は一方的にクイーンを語って・・・。
友人なのか、それは?
あ、そうそう。
100人の偉大な人の中には、サッカー選手の「ベッカム」が入っています。
実家で飼っている犬の名前の由来にもなっています。
そんなところでも、僕は英国紳士に憧れをみているようです。
英国紳士に憧れている人なんて、イギリスに多い気がしています。